わきが手術体験記:手術後12日目 – 右脇の痛みと左脇の自由

手術後12日目。昨日、右脇の手術をしたので、今日はひたすら安静に過ごす日。さすがに傷の痛みはまだしっかり感じるので、決められた時間に痛み止めを飲む。痛み止めを飲むと「そういえば痛かったんだっけ?」と思えるくらいには楽になるけど、飲み忘れるとジワジワと痛みがぶり返してくる。こういう時、薬の効果って本当に偉大だと実感。

今回、左右の手術を別々の日に受けることにしたのは、自分なりの慎重な選択でした。というのも、両脇同時に手術する人は結構多いけど、手が全く使えなくなると日常生活に支障が出るのは明らか。特に仕事や家事がある人にとっては、少しでも動ける方が絶対に楽だと思ったから。今のところ、この選択は正解だったと思う。左脇はすでにある程度動かせるようになっていて、スマホを持ったり、軽く物をつかんだりするくらいなら問題なし。もちろん、力を入れたり無理な動きをしたりすると違和感はあるけれど、少なくとも片腕は普通に使えるのはありがたい。

今日は一日中ベッドの上で安静に過ごしながら、手術を決意した時のことを思い出していた。わきがに悩んでいた頃の自分を振り返ると、「もうあの頃には戻りたくないな」と強く思う。手術の痛みや不便さは確かにある。でも、それ以上に「もう臭いの心配をしなくていいんだ」という安心感が大きい。これまで制汗剤を何種類も試したり、人と会う前にシャワーを浴びたり、服の素材を選んだりと、常に気を遣っていたのが、これからはそんなストレスから解放される。

まだ傷が完全に治るまでは時間がかかるし、ダウンタイムの不便さもあるけど、確実に前に進んでいる感じがする。この痛みも、きっと「よく頑張った証」だと思って、もう少しだけ耐えていこう。

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